「実験なき薬害論文」のつくり方をご指南

2種類混ぜると糖尿病がつくれるかも


単品の医薬品の副作用は簡単に調べることができる。

現代人は2品、3品の薬を併用してるかたが多くいますが、

はたしてその場合の副作用を薬剤師や製薬会社は調べているでしょうか?

想像してください・・・


なんだか体調が好ましくない・・・

病院に行って 検査を受けたところ コレステロールが高いので薬で下げた方が良いと診断される。
それで、 1つの薬が処方されます。
プラバスタチン別名プラバコールという高コレステロール血症治療薬です。


患者は、医者に言われて薬は効くはずだと信じています。

当然、薬を作った会社はある程度研究を重ねた上で薬の認可を申請しますので、
薬がどのように働きどんな副作用があるかは おおよそ分かっています。

しばらく医者と患者が話します。

気を許した患者が「どうも少し、ふさぎ気味だ。何か違和感がある。以前のように物事を楽しめないんです。」

そうすると、医者が言います 「少しうつの傾向があるようです 薬をもう1つ 飲んだほうがいいですね。」


これで、もうひとつの薬が処方されます。
パロキセチン別名パキシルという抗うつ薬です。


この2つを飲んでいる患者は大勢います。
アメリカでは何百万人もいました。

ふと、気になります・・・

2つの薬が単独では悪影響を起こさないけれど、
併用すると変化する見込みはないか?

製薬会社は、新しい薬の研究はしていても五万と存在する薬の組み合わせについて研究しているところはありません。
研究するには膨大すぎる未知数の組み合わせとなり不可能でしょう・・・


まずはネットで


製薬会社各社の決算発表に基づき、公表されている医薬品の売上(一部推定)をまとめたものがあります。

サクッと検索で出たのは

世界の医薬品売上ランキング

で、ちょっと古いデータでしたが、
さっきいただいた薬もランキング入りしてました。

パキシル=3297億円
三共製薬プラバコール3755億円

世界中で、沢山の方が利用されてるわけです。

併用されてる方も多いという可能性。

糖尿病のつくり方がデータで確定


スタンフォードの電子医療記録で個人情報を除いたデータを出してもらうことができるようです。

この2つの薬を 使っている患者に 血糖の問題がないか、パロキセチンとプラバスタチンを 使っている患者ならスタンフォードの医療記録に、何千人もいましたが、最初一方を服用していて血糖値を測定し それからもう一方を服用し、また血糖値を測定するというのを2ヶ月というような、適当な期間内に行った患者だけを対象にします。

探してみたら 10人見つかりました。

そして10人中 8人で血糖の増加が、パキシル、プラバコール、どちらが先でも同じで、2番目の薬を服用したとたんに血糖が20mg/dl上昇しています!

参考までに普通に生活している人は糖尿病でなければ、血糖値は90程度です。

それが120とか125になったら、医者は糖尿病の可能性を疑い始めます。

「少し血糖値が高いようですなぁ~~」と・・・


だから20の上昇というのは 見過ごせない数字です!


でも、たった10人調べただけです・・・
そこで!


ボストンにあるハーバード大学とナッシュビルにあるヴァンダービルト大学の両大学にもスタンフォードと同様の電子医療記録があります。

最初のパキシルと、次のプラバコールの服用と血糖値測定を必要な期間内に行っている患者のデータを探してもらいます。

ヴァンダービルト大からは、そのような患者が40人見つかり、同じ傾向が見られました。

血糖値の上昇です。


ハーバード大からは100人の患者が見つかり、同じ傾向が見られました。

血糖値の上昇です。


最終的に3つの異なる医療センターで、同じ条件の150人の患者データが見つかり、これら2つの薬を 併用すると血糖が有意に上昇することを示していることが明らかになりました。


さらに興味深いのは血糖にすでに異常のある糖尿病患者の場合には20mgではなく60mgも 上昇することが分かりました。

これは重大なことです!

糖尿病は薬でつくっちゃってるんです!


「これは発表しなきゃいけない」となって、論文を提出しました。

証拠はすべてデータです。

FDAのデータ

スタンフォード大のデータ

ヴァンダービルト大のデータ

ハーバード大のデータ

データ、データ、データでデタ~~~

って、

自分で実験は 1つもしていません。

しかし、

この2つの薬を 服用した患者の中に 高血糖の副作用に気付いた人は いなかったのかな?

気付いて良さそうなものだけど どうすればわかるだろう?


おそるべしネット社会


今、

まさにこのブログを閲覧いただいているあなたが利用している

Microsoftマイクロソフト!

Internet Explorer!

で、検索したものならば、GoogleだろうとYahooだろうとBingだろうと研究目的限定でデータを18ヶ月分保持してあるんです!


高血糖の一般の人が、検索に使いそうな言葉を50個リストアップ。

「疲れる」「食欲がない」 「尿の量が多い」「おしっこが多い」などなど・・・

そういった みんなの使いそうな言葉「糖尿語録」ですね。


まず基準となる値を調べたところインターネット検索全体のうちの0.5〜1%は、糖尿病語録を含むことが分かりました。

これが基準になります。

パロキセチンないしはパキシル 、この2つは同じですが 、その一方のパロキセチンがあるとき糖尿病語録が現れる率は2%ほどに上がります。

プラバスタチンがある場合は基準から上がって3%ほどになります 。

検索語にパロキセチンとプラバスタチンの両方ある場合は 10%に上がります。

3倍から4倍という大きな上昇です。

この2つの薬の名を両方含んだ検索では糖尿病言葉ないしは高血糖言葉がよく現れるということです。

このことをデータのみでつきつめて論文にしたのは、

当時は大学生のニック君。


しかし、

この二つの薬を組み合わせたことにより、糖尿病と診断されてしまった方は、

世界中に何人いるんだろーか?

これが注目に値するのは患者が検索を通して間接的に副作用について語っているからです 。

これをFDAに示すと、彼らは興味を示し、Microsoftその他の企業と協力して、ソーシャルメディア監視プログラムを立ち上げました。

Microsoftはそのための良いインフラを持っています。

TwitterフィードFacebookフィード検索ログを見て、薬を単独使用ないしは、併用したときに、問題を起こす兆候を一般ユーザーの投稿や検索から自動収集して見つけようとしています。

そして、

ニック君は今、

博士になっています。

さて、もう朝です。

今日の夜はオーガニックバイキングです。

皆さんとお逢いできたら嬉しいです。



正しい知識を身につけよ~

オーガニックスーパーフードアカデミー



それぢゃ

またねぇ~~

スーパーフード&オーガニック BIOFACH

理想の身体と心を手に入れる

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